Live Englishオンライン英会話受講生の皆様こんにちは!

先日の受講生の方とのカウンセリングの時に、生徒様が、

「失礼にならない様、直接的な表現をさけて話そうとするんですが、なんか上手く伝わってない気がします」
「無駄に長く会話のラリーになってしまうというか、、日本語だともっと完結に終わるのに」
「自分の英語力の問題なんだと思うんですが、これも文化(話し方)の違いの一種ですかね?」

こんなお話をされていました。

Live Englishオンライン英会話は、一つの国だけでなく英語を第一言語とする様々な国から講師の採用をしています。
その理由にも重なるところですので、少しお話できればと思います。

異文化コミュニケーションは、決して言語だけ完璧に理解できれば流暢かというとそうではありません。
ではその言語以外のところは何なのか?文化背景や歴史などから来る価値観や思想なども深く関わっていますよね。

その中で、特に日本語、日本人のコミュニケーションスタイルには大きな特徴があるのです。

皆様、ローコンテクスト(Low context)、ハイコンテクスト(High context)という言葉を聞いた事ありますか?

コンテクストとは、「文脈、背景、前後関係、状況」というような意味合いをもつ単語です。

日本語は high context language と言われていて、言語以外の含みが高い、言外の重要性を意識する言語の事です。

簡単にいうと、「空気を読む」「意図を察する」「誰もが言わずとも理解できる概念を共有する」という事です。

日本語はこのコンテクストが極めて高い言語だと言われています。
他にも中国、インド、サウジアラビアなど、ハイコンテクスト寄りと言われている国があります。

逆にlow context と言われる言語や文化は、

「皆が皆、同じ価値観や情報を持っていないため、当たり前と思う事でも明確にして話す」
というコンテクストに大きく依存せず、きっちり言語化してコミュニケーションを図ろうとするものです。

アメリカ、イギリス、カナダ、ドイツ、スイス、北欧などの国はローコンテクスト文化だと言われています。

Live English

島国である日本は、人種・文化的な多様性が少ないので、話し手と聞き手に共通項が多いと考えられます。
そのため、言葉を尽くさずとも何となくわかりあえる、「暗黙の了解が通じる、通じやすい」と言う事なんですね。

つまり、コミュニケーションのスタイルがまるで違うのです。

例えば、上司が貴方に「〇〇の件だけど、トラブルが発生してて今すごく人手不足で大変なんだよ(汗)」と言ったら?
恐らく貴方は「あ、大丈夫ですよ、お手伝いします」と相手の「協力してほしい」という意図を理解すると思います。

これがローコンテクスト文化だと、「そうなんですか、それは大変ですね」で終わってしまう可能性が高いのです。
「人手不足ですごく大変なので、残業して手伝ってもらいたい」という事を明確に伝える必要があります。

又は「ちょっと検討します」というビジネスの場でもよく使われる、相手の期待値を下げる柔らかなお断り文句。
ローコンテクスト文化では、当然本当に検討していると認識されます。
これもハイコンテクストVSローコンテクストのコミュニケーションスタイルの良い例ですね。

もちろん、コミュニケーションスタイルの差なので、どちらが良い悪いというものではないのです。
でも、グローバル社会ではどうなのでしょう?

グローバル社会では、当然ながら経験・知識・価値観・倫理観、その他宗教や歴史など、全てが異なります。
さらに、お互いの国や文化に対する先入観や偏見なども合わさって、究極のローコンテクスト社会と言えます。

その中でのコミュニケーションでは、「いや、ここは言わなくても察してよ〜汗」ではとても危険ですよね。
究極のハイコンテクスト文化の日本なら「言わなければ、言語化しなければ伝わらない」位の意識で丁度良いのです。

Live Englishが、一つの国の講師だけを採用するのではなく、世界中のネイティブを採用する理由の一つがここです。
異なる背景や思想、コミュニケーションスタイルを持つネイティブとの学習だからこそ、本当の意味で異文化コミュニケーションを体験できると考えています。

「こちらの要望を直接的に言ったら失礼に聞こえるかもしれない」

もちろん表現の仕方や言葉の選択の力はしっかり伸ばしてあげる必要があります。
でもコンテクストに頼らないコミュニケーションスタイルの国があるということをぜひ覚えておいてください。
そして「言わなければ明確に伝わらない」とはっきりとコミュニケーションとるように意識してみてください。

それでは今日はこの辺で!
東京は肌寒いお天気が続いています。どうぞ皆様お風などひかれませんようにお気をつけください!

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