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Mr.○○は失礼かも!?北米ビジネスの名前呼びのマナー

Live Englishオンライン英会話のブログに今日もご訪問くださっている皆様、こんにちは。Live EnglishのHarumiです。

さて、前回のブログでは、欧米とのビジネスにおいて良い第一印象の与える方法 についてお話しをしましたね。初対面、初めて会う人をどう呼ぶか、一瞬戸惑ったことがある方いらっしゃいませんか?人の名前の呼び方はとても大切です。日本ではLast Name(苗字)に「さん・様」をつけて呼ぶことが一般的なので、困ることはないと思いますが、実は北米ではここも全く違います

なので今回は「人の呼び方に対する北米での常識・マナー」についてお話しをしたいと思います。

今日のポイント!
1. 社長・顧客でもファーストネームでOK!?
2. 現代はMr. Mrs. は注意が必要。なぜ?
3. いつからファーストネームで呼んでも良い?
4. ニックネーム呼びの注意点
5. ニックネームを付ける時はネイティブと相談

 

1. 社長・顧客でもファーストネーム呼びの文化!?

北米では同僚、顧客、上司も基本はファーストネームで呼びます。ええ?顧客を下の名前で?大丈夫?と思われるかもしれませんが、まず、今は北米ではMr.やMs.を使って人を呼ぶことはとても稀です。「さすがにこの人にはMs.やMr.を付けるでしょう」と思う人でもファーストネームで呼びあいます。

例えば、私はカナダの大学院に入ったもう20年以上前に、若い経済学の教授を”Professor”と呼んでいましたが、その教授に“Call me Chris”と言われました。でも私は教授をChrisとはとても呼べず、とうとう卒業するまでProfessorと呼んでいました。

さらに最近の例ですが、アメリカで最大手銀行のJ Pモルガンで働く友人がいるのですが、彼女は頭取と決して親しいわけでもないのに、ファーストネームのJamieと呼んでいるのです。JPモルガンの頭取です。日本の文化で考えると驚きですよね。
そして未だに違和感を感じるのは、知り合いの子供や友人の小さな子供にもファーストネームで呼ばれることです。

2. 現代ではMr. Mrs. と使うのは注意が必要。その理由は?

自分が子供だった頃は、例えば自分の友達のSally Smithの両親ならば「Mrs. Smith」「Mr. Smith」と呼ぶこと普通だったのでとても簡単でした。ですが、現代では注意が必要です。なぜなら、一昔前と比べ、同性結婚、夫婦別姓、再婚等、家族構成が非常に複雑になっているケースが多く、またジェンダー、セクシャリティに関しても価値観や人々の考え方が大きく変わってきている為、一概にMr. Mrs. と呼ぶことが正しいという文化、時代ではなくなっているのです

アメリカのビジネス界では、ほとんどの人をファーストネームで呼ぶ文化は定着していると自信をもって言えます。(時々PhDを持っている人はDR.と呼ばれたい人もいますが、これは別の機会に..)

理由には様々な説がありますが、よく聞くのはアメリカは比較的歴史の浅い「新世界」で、ヨーロッパの歴史にあった王室や貴族の存在する階級社会とは少し違うということ。実際、アメリカの独立宣言に “all men are created equal=全ての人間は平等に造られている”とある通り、あくまでも平等主義を理想とする社会です。目上や目下のない、階級もない社会では全ての人はpeer(※1)なのでビジネスでの接触でも自然とカジュアルになります。

(年齢についてもう一つ!もともと相手が年上であっても、それが「目上」という意識が北米ではないのです。初対面はもちろん、そうでなくてもビジネスで接するお相手の年齢は当然こちらは知らないのが普通なので、年齢を聞くこともなければ、聞かれることもないのです。)

3. いつからファーストネームで呼ぶべき?

では、お相手をいつからファーストネームで呼んでもよいのでしょうか?
以下のような場合はファーストネームで呼ぶ許可が降りたと考えて大丈夫です。

例 1.  My name is Michael Myers, please call me Mike.  と言われた
例2. メールの署名に
Regards,
Mike
と書いてあった。この場合本人はMr. MyersでもMichaelでもなく、Mikeと呼ばれたいと受け止めて良いでしょう。

4. ニックネーム呼びの注意点

ニックネームについても少し触れましょう。名刺にはJamesと書いてあるが、call me Jim. と言われることがあります。英語の名前によっては決まったニックネームも多いのですが、ニックネームで呼ぶのは本人に言われてからがベターです。実際に私の友達にDonaldがいますが、Donと呼ぶ人がいることに対してあまり好感をもっていないようです。

例えば、名刺にJohnと記されていてCall me Johnnie!と言われても驚かないかと思いますが、ちょっと意外なニックネームをいくつか紹介します。下記の表現は「〜と呼んでくださいね」と同じような意味合いで使われる表現です。

Andrew – Hi, I’m Drew! と言われることも…
Charles – I go by Chuck
Henry – People call me Hank (Harry)
James – Please call me Jim (Jimmy, Jamie)
John – It’s Jack, I prefer Jack
Richard – Hey, call me Dick (Rick, Richie)
Robert – I answer to Bob (Bobby)
Theodore – My name is Ted (Teddy, Theo)
Cynthia – You can call me Cindy
Christina –I prefer to be called Tina
Dorothy – I use Dot (Dottie)
Elizabeth – My preferred name is Beth (Betty, Eliza, Liz)
Margaret – I’m called Peggy (Maggie, Madge, Meg, Megan)
Philippa – I’d rather be called Pippa
Sarah – Sally works!
Virginia – I like to be called Ginny

HOW WOULD YOU LIKE TO BE CALLED? 自分はどう呼ばれたいのか。ですね。

音節の多い、日本の名前は外国人に発音しにくかったり覚えにくいこともあります。日本語の名前を正しく発音してもらったり、覚えてもらう工夫をしたり、説明を加えたりすることも出来ます。

私は「はるみ – Harumi」ですが、Hurami, Haruni, Hamuri, Hiromi とちゃんと文字見てるのかしら… というような発音の間違いをされることもとても多いのです。もちろんお相手に悪気はないのですが、正しく発音してもらうようにこんな風に説明することがあります。

It is pronounced the way it is written, HA RU MI  とゆっくり言ってみたり
“You can remember it as ‘her roomie(※2)’, like ‘her roommate’”  のように伝えるとすぐに覚えてくれます。

また、最近はHalloumiというチーズが出回っていて、これが流行るようになったら、It’s like Halloumi,
the cheese, but with an R instead of an L. と言えるようにもなるかなと密かにおもっているところです(笑)

元メジャーリーガーの松坂大輔が、DAISUKEと書くと英語ではDAY-SOOK(デイスーク), もしくはDIE-SOOK(ダイスーク)と読まれることを予見して、Daisukeを “Dice-K” と書かれていました。自己紹介する時にはきっと、It is spelled D A I S U K E, but think of it as DICE – like rolling the dice – with a K on the end, と付け足すと相手の頭にサイコロが浮かび、簡単に覚えてもらいやすくなりますね。

この他の日本人のお名前だと、こんな例もありますよ。

Naomi –  “It sounds more like Now and Me puttogether, Now-me”
Hiroyuki – “It’s a lot of syllables, so you can call me Hiro, like in “Superhero!”
Takayuki – “If it’s easier for you, I also go by Tak, like a thumbtack.”

あとは、名刺にニックネームを印刷するという手もあります。これなら説明する必要がなくなりますね。
TAKAYUKI (TAK) MATSUMOTO

5. 自分のニックネームを作る時は必ずネイティブと相談

ただし、自分にニックネームをつける時にはネイティブスピーカーの人と相談した方が良いでしょう。言いやすいからと適当に決めてしまうと、そのニックネームと同じ(似た)発音やスペルで、あまり好ましく無いスラングや意味合いがでるある可能性があります。スラング ディクショナリーというものもあるので、それを使用してもよいかもしれません。

もしニックネームを作りたいという方がいたら、ぜひお気軽に私に相談してくださいね!

文中出現単語
※1:  roomie: casual way of saying room-mate
※2:  peer: someone who is the same class or level

コメント

  1. 匿名 より:

    初めてコメントします!
    なかなかこういうオンタイムな情報を知れるブログが見つからなかったなか、こちらを見つけました。
    日本人が昔から教科書で習ってきた英語、そのまま使うとネイティブには違和感満載、もしくは違ったニュアンスで伝わることがあるとは聞いたことがありますたが、身近な題材で知ることが出来てとても為になりました!

    • Harumi (author) より:

      コメントありがとうございます。フィードバックは大変嬉しいことです。今の教科書にはMrsはどう扱われているか興味深いものです。北米のビジネス界でMrs/Missはなるべく使わないようにしてみてください

  2. Fumie より:

    「一概にMr. Mrs. と呼ぶことが正しいという文化、時代ではなくなっているのです。」
    全くその通りですね。
    胸に刻み会話したいと思います。
    ありがとうございます。

    • Harumi (author) より:

      Fumie-san, thanks so much for your comment. ご存知のように、D&I(Diversity and Inclusion) に対する意識も高まり、人の呼び方に対してsensitiveになっているところがありますが、変化が余りにも激しいので多少ミスがあっても一般人、特にnon-native speakerは許されます。皆さんには気にしすぎずにコミュニケーションに挑んで頂きたいものです。

      • Fumie より:

        Harumi san から日本語が返ってきた!英語でしか会話したことないから変な感じ笑

        • Harumi (author) より:

          I KNOW!!!変ですよね。Feedbackありがとうございます。実際みんなが読んでくれているのかくれていないのか心配だったので反応があると嬉しいし張り合いがあります。

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