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英語が通じない、聞き取れない!YOU MUST KNOW!致命的な4つの理由(前半)

Live Englishオンライン英会話の皆様、お久しぶりです!カナダより講師のHarumiです。

ビジネスパーソンもこれからMBA留学へご出発という方も、私の生徒様には「ビジネス英語に自信がない」とおっしゃる方が非常に多いです。読み書きは大丈夫だが、リスニングとスピーキングがどうしても、、という生徒様です。ビジネス会議やディスカッション、そして商談の際、話にうまくついて行けない。もし何か聞かれてもそもそも質問がクリアーに聞き取れず不安が大きいと良く聞きます。
この「聞き取れない」理由ですが、それは多くの生徒様は日本の教育制度で「耳から」からよりも「目で」、文字を見ながら英語を覚えた時間が非常に長いためではないかと思います。人の英語を聞き取ろうとしたり、自分で話そうとする時、どうしても頭の中で書かれた文字を思い浮かべている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は英語という言語は、耳に入る「音」と目から入る「文字」との間のギャップが非常に大きいものなのです。

今回は聞き取りに苦労されている生徒さんのために、なぜ聞き取れないかの致命的な理由4つを前半後半で2つずつご説明し、聞き取り練習法を提案してみたいと思います。
自分は言語学者ではありませんが、日々日本人学習者の皆様のお手伝いをする私なりの理解の範囲内で説明したいと思います。ぜひお付き合いくださいね。

 

なぜ聞き取れない?なぜしゃべる英語は紙面の英語とこんなに違うのか

そもそもなぜOralの英語とWrittenの英語がこんなに違うのかですが、まず「見える文字と発音が一致する割合が小さい」ことにあると思います。
例えば私はスペイン語を習ったことがありますが、スペイン語は書かれた見える文字と発音はほぼ100%一致するように思います。スペイン語のAはほぼ100%「あ」に近い音で発音されます。英語は私の感覚的には70%程度ではないかと感じます。英語は同じAでも異なる発音が非常に多いです。
例えば、BananaのA、最初と最後のAは曖昧母音のə, 真ん中のAだけがɑː
Pacific Ocean にはCが3回登場しますが、3つとも発音が違います。S, K, とSHの音で発音されるのです。

文字と発音が異なる例によく挙げられるのは以下の六つの単語、それぞれOUGHが含まれていますが、すべて違う発音です。(参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=9NOTkbd_ucw)

COUGH /ɒf/
DROUGHT /aʊ/
ROUGH /ʌf/
THOUGHT /ɔː/
THOUGH /oʊ/
THROUGH /uː/

生徒様が非常に良く間違える単語に「Allow」があります。
「低い」のlowという単語は、カタカナでローと言ってもまず通じるでしょう。
ではallowはlowの頭にalを付けたものですので、アローと発音する人が多く、通じると思うかもしれませんがこれはまず通じません!Allowの第二音節はローではなくラウが近いです。経理に携わってらっしゃる生徒さん「~手当」を意味するallowance、アローアンスと発音していませんか?アラウアンスです。

英語は抑揚、単語のストレスが非常に重要!目で見た文字ではとても分からない

英語は日本語と比較してリズムやメロディ感があり、ネイティブ・スピーカーを聞いているとよく分かると思います。まるで歌を歌っているようにも聞こえるかもしれませんね。
音節を伸ばしたり、声を大きくしたり、音程をあげたりして強調する事を「ストレスを置く」と言いますが、英語を正確に聞き取るためにはこのストレスが非常に大事です。

英語話者には「単語には必ずストレスの置く音節がある」という認識があり、例えば「横浜」は日本語ではスターカット風に「ヨ・コ・ハ・マ」と言うところ日本語に疎い英語話者はヨコハーマと発音するでしょう。ヒロシーマとか、スキヤーキなどと音節の多い単語にはもともと日本語にはない「ストレス」を置いてしまい、これがいわゆる英語訛りになります。

英語を話す時にこのストレスを正しくおかないと多くの場合正しく通じませんし、ストレスを耳で認識できないと英語を正しく聞き取れないのです。これだけ大事なのに、文字を読む時にはストレスはどこに置くのかが表記されていない。(※スペイン語には表記あります) (参考動画:TED TALK: English is a stress-based language)

また、ストレスの置く音節を間違えると意味が変ってしまうケースも多いのです。
日本語でも「雨」と「飴」はストレスで区別するように、英語にもストレスで意味も品詞も変わる単語が多いです。

COMplex/comPLEX  建物(名)→ 複雑(形)
CONtract/conTRACT  契約(名)→ 縮小する(動)
REcord/reCORD レコード、記録(名)→ 録画、録音して記録を取る(動)

耳がこれに慣れていないと何を言われているのか分かりません。
ついでに、ストレスが間違っているために、私が生徒さんに聞き返す頻度の高い単語をいくつか紹介しましょう。(大文字はストレスの付く音節)

caREER : 日本語のストレスのままキャリアと言ったらcarrier になってしまいます
COMfortable : 第一音節にストレスがきます
deVElop : 第一音節にストレスを置く方がとても多いですが、第二音節です
MAnage  : マネージではないですよ、マーネジュです
ofFIcial : 第一音節にストレスを置きがちですが、これだとネイティブには Off the shelf に聞こえます
panDEmic : これも第一音節ではなくパンデーミックが近いです
deLIcious : 第一音節にストレスをまちがって置く方が多いです
INventory :  Invent(発明するを意味する動詞)は第二音節にストレスを置くせいか生徒さんがinVENtoryと発音する事が非常に多いです
straTEgic : 名詞のSTRATEGYは第一音節にストレスを置くが、品詞が変わるとストレスの変わる単語があります。eCOnomy (名)も ecoNOmic (形)に変わります。

もう一つ。この二つの発音の違い、分かりますか。
Influencer Influenza
最後の音節の「S」の音と「Z」の音以外はほとんど同じ文字で綴られる単語です。しかし、この二つの単語を聞き分けるのに重要なのはストレスで、なんと実は単語をすべて発音する前、SとZにたどり着く前にもう聞き取られています。
一つはINfluencer 、もう一つは influENza。ストレスの乗りようで英語話者は第二音節まで聞いたところで既に単語を区別しているんですね(!!)
グラマーや表現力と比べて普段のレッスンの際に軽視されがちなストレスですが、実は非常に大切だということをわかっていただけたかと思います。

次回の後半では、聞き取れない致命的な理由の3つ目と4つ目である、「リンキング」と「リダクション」、そしてリスニング力をあげる練習方法について紹介いたします!

 

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