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英文履歴書作成のコツ – 面接に繋げるCV/Resumeの作り方

読まれなかったら意味がない!
面接に繋がる英文履歴書の作り方

英文履歴書 Curriculum Vitae はラテン語で「これまで歩んできた人生の航路」と言う意味だという事をご存知でしたか?

ですが、CVは人生の物語のように長々と書いたならば誰も読んではくれませんよね。ビジネス書類になるため、英文Resumeと同様に簡潔で強力的に書く必要があります。言ってしまえば、英文履歴書・レジュメはあなた自身を売り込むマーケティングツールです。

大手企業であれば、リクルート担当者のテーブルの上には1日に数十件の履歴書が届きますので、さっとス素早く目を通し、採用条件に関連するかをすぐ確認できるものを別にし、要件に合わない又はアピールの低い履歴書は面接に繋がらず後日シュレッダーに掛けられることになります。

英文履歴書というものを理解し、時間を掛けて作成したCVはきっとあなたのキャリアを変えることが出来るので、効果的な英文履歴書を作成して次のステップである英語面接に繋げましょう。

今日のポイント!
1. どんな情報を含めるか
2. 効果的な英文履歴書/Resumeには何が大切?
3. Career Objectiveとは?
4. 履歴書・Resumeの長さに規定はあるの?
5. 提出前は必ずネイティブチェックを!


1. どんな情報を含めるか?

日本では履歴書のフォーマットが決まっています。殆どの方が目にした事があるでしょう。決まった必要事項さえ記入すればすむようにデザインされています。

でも、海外ではこれと決まったフォーマットやテンプレートがありません。どんな内容を含めるのか、またレイアウトも自分で考えて構成することになります。一般的に英文履歴書に含まれる情報には、こんなものがあります。

● Personal Details 個人情報
名前、住所、連絡先、Emailアドレス、など
日本では、履歴書の上部にパスポートサイズの写真を貼ります。ですが、実は欧米では、 履歴書/Resumeに写真を含める事はあまりありません。
外見や年齢、民族性等で選考から排除される事がないように、写真は貼らないことが一般的な常識となっています。

※ヨーロッパの一部の国(フランス、ベルギー、ドイツなど)では、日本と同じようにパスポートスタイルの写真を張るのがまだ一般的です。

● Career objective 目的 (詳細は下記をご覧ください)

● Education and qualifications 学歴と資格
大学や専門学校、学位、専攻、能力、技術など。

● Work experience 職務経歴

できるだけ志望している職種に関連する経歴や経験をメインに書きましょう

アクションワードを上手く使用して、簡潔に、且つポイントをしっかりついてまとめましょう
(developed, planned, organized, improved, created, arranged, controlled, established, produced, provided, experimented, analyzed, researched, など)

★外資系企業では、多国籍な職場環境と文化の中で働く事が必要になるため、「チーム」の中で勤務することの大切さを重要視することが少なくありません。臨時職務に志望しているのではない限りは、ごく日常の日課や決まりきったタスク(清掃や物品の補充など)をずらずら書くのはNG。出来る限り、チームで働く中で業務を効率化するために行った事、貢献したことなどをアピールしましょう。

● Interests and achievements 興味関心・功績
日本では趣味や関心等を履歴書に記載をすることはありませんが、英文履歴書ではどんな人物か、どんな人柄か、その企業の文化か考え方に合う人物かどうかを判断する材料とされます。ですので、外国人の面接で英文履歴書を拝見すると、学生時代に行っていたボランティア活動や社会貢献が70%くらいの割合で書いてあります。

★年齢を重ねる毎に、学歴や職務経歴が長くなり履歴書にボリュームがでます。興味関心はアピールするためのポイントをついて、簡潔にまとめましょう。

★受動的な趣味ばかりに偏らないように注意しましょう。(読書、映画鑑賞、音楽鑑賞など) 人と関わりの少ないアクティビティに偏ってしまうと、”people skills” の乏しい人柄なのかな?という印象を与えてしまうかもしれません。

★志望する仕事や業界に少しでも関連する趣味や興味関心があれば、尚良しです

★リーダーシップやチームワークをさりげなくアピールできる趣味を含めるのも良いでしょう。(スポーツチームのコーチ/監督、ボランティアへの参加、バスケットボール、社会人野球チームの運営、など)

チームワーク、プランニング、マネジメント、グローバルスキルなど、どんな職場でもアピールに繋がる、自助努力による雇用適性スキルを含めるのも大切です

● Skills スキル・技術
言語、運転免許、コンピュータースキル (例: Excel, word, powerpoint, plus basic web page design skills)、TOEICやTOEFLのスコアなどの資格。

● References 照会先・推薦者
Referenceは前の仕事場の上司や同僚、就職活動中の学生なら大学の教授などで、人事担当者などがあなたの人柄や仕事内容などを問い合わせできる人のことです。

日本の履歴書にはありませんが、外資系企業に志望する際には照会先の提示を求められる事も少なくありません。その為、履歴書に照会先を先に記載する事が多いのです。記載する場合は2名程度が一般的です。ただし、書類選考の段階でReferenceまでチェックする企業は多くはありませんので、CV/Resumeのスペースが残り少ないようなら、”References are available on request.” と記載して問題ありません。

~ちょこっとまめ知識~
「書類選考でまず最初に落選する履歴書」について、 企業採用担当者アンケートでこんなデータもあるようです。(CareerBuilderより)

■ 誤字脱字のある履歴書 ー 61%
■ 求人広告の募集要項などから膨大な言葉をコピペしてある履歴書 ー 41%
■ 間違った電話番号やEmailアドレスが記載されている履歴書 ー 35%
■ 「スキル」のカテゴリーを含まない履歴書 ー 30%
■ 2ページ以上の長い履歴書 ー 22%
■ 化粧紙などに印刷された履歴書 ー 20%
■ 以前の職務経歴で、結果や功績よりもタスク(作業)の記載と説明が多い履歴書 ー 16%
■ 写真が貼ってある履歴書 ー 13%
■ 文章の固まりだらけで、適切なスペースや余白のない履歴書 ー 13%


2. 効果的な英文履歴書/Resumeには何が大切?

日本の履歴書と違ってフォーマットが決まっていないので、CV/Resumeを書くならこう!という一つの方法やルールはありません。志望する企業や職種に合わせて重点を変えたり、レイアウトを工夫する必要があります。ただし「志望する職種や企業、キャリア分野に合わせる」というのはBasic ruleです。必ず、求人や募集要項をしっかり細かくチェックして、どんなスキルが求められているか、どんな人材を探しているかを確認しましょう。できれば、その企業が直接書いている英語の求人をみてください。日本の転職サイトなど下の英文から訳されて掲載されているものは、詳細が元々の英語の情報と全然違う… ということもあるので、要注意です。

3. Career Objectiveとは?

採用担当者が1つの履歴書に目を通す時間は、だいたい1~3分。 この間に、採用担当者は、重要な語句を履歴書の中からスキャンして読み取って面接の候補者を選別して行きます。
Career Objectiveは読み手である採用担当者に、あなたのキャリア目的やゴールとするところが、組織やポジションに合致するかどうかを見極めるとても大切なものです。印象的なオープニングを作るためによく考えましょう。

Career Objective サンプル
あなたのスキルや情熱、目的をシンプルに且つポイントをついたobjectivesを作りましょう。下記が一例です。

●To succeed in an environment of growth and excellence and earn a job which provides me job satisfaction and self development and help me achieve personal as well as organization goals.
●To secure a responsible position in account management and serve as an account representative sharing my breadth of experience and abilities
●To be involved in work where I can utilize skill and creatively involved with system that effectively contributes to the growth of organization
●To be a part of organization that provides an atmosphere of mutual growth and benefits, where I can show my talent and potential
●To create value and recognition on work place by producing the best result for the organization through synchronize and hard work.
●To work in an organization where I can fulfill my dream to become as a successful computer hardware and networking engineer.
●To secure a challenging and regarding position and utilize my strong technical, analytical and team building skills
●To obtain a New Business Development position by adding value through utilizing my superior knowledge, prospecting and selling abilities in the business to business arena.
● To lead, challenge and be challenged in a marketing strategy or business/market development position. Analyze and improve marketing, sales and operational performance. Develop products, markets and relationships.


4. 履歴書の長さはどのくらいが適切?

CV/Resumeには何ページ、どの程度の長さでなければいけないといった「長さ」の規定はありません。実は少し前までは「ResumeはA4サイズ1ページであるべき」というゴールデンルールがあったようです。そのくらい「可能な限りシンプルに。読み易くまとめる」という事ですね。

しかし、近年はこのA4サイズ1ページゴールデンルールは「無くなった」と言っても言いでしょう。あなたが自分をプロモートする為に必要だという情報はしっかり残してください。

ですが、何度も言いますが企業採用担当者は沢山の履歴書に目を通し、情報をスキャンしていきます。長くても、A4サイズ2ページでまとめるのが良いでしょう。3ページを越える英文履歴書/Resumeは時間がない採用担当者には敬遠されてしまうという事を忘れずに、言葉を慎重に選び、わかりやすくまとめていきましょう。

また、まだキャリアが浅い、work experienceがまだ数年という方は、1ページに簡潔にまとめましょう。

5. 提出前は必ずネイティブチェックを!

満足な状態の履歴書/Resumeができあがったら、必ず今一度ネイティブイングリッシュスピーカーにスペルミスや文法、表現のエラーが無いかどうか、添削をしてもらいましょう。もちろんLive Englishオンライン英会話では、いつでもレッスンポイントを使用して履歴書やカバーレタ ー、英文メールまで添削を行う事ができます。英語文法の修正だけでなく、よりわかりやすく、シンプルだけどポイントをしっかりついてアピールできる表現の仕方やまとめ方をご提案できます。むしろ実はそこがとても大切です。ビジネス経験豊富なネイティブ講師ですので、安心してお任せください。

英文履歴書サンプルはこちらです
PDF: CV/Resume Sample

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